女性から金と純愛を巻き上げた日々 美津子編その3

電話があった2日後、美津子と会った。
昔の美津子とは違い、暗い性格になっていた。

話してみると、私に貸したお金は貯金ではなくほとんどサラ金から借りたというのだ。それが積もりに積もって500万円になっていて、どこからも借入できず闇金にも手を出しているということだった。

すぐに返してくれと言い張るので、翌日私は会社にお願いして借りた分の250万円を用意しすぐに銀行に振り込んだ。
その2週間後、また電話があり「まだ足りません。あと100万です」とか言うので「借りた金額は全部返した。　これ以上私もお金がありませんからどうしてもというなら裁判でも起こしてください」というと　「じゃー10万円貸してください」といい始めた。
話をよく聞くと彼女は経理をしていたらしいのだが借金の返済のために会社の金を使い込んでクビになり仕事がないらしい。そして支払日が近いのだという。

知人を通して聞いたのだが、美津子は私と別れた後、やりきれない気持を抑えるために競馬とパチスロにはまってしまい、借金を作り始めたというのだ。

結局自己破産をしたらしいのだが、美津子の人生を変えてしまったのは私のせいです。
私の女癖の悪さと浪費癖がなければ彼女はまっすぐな道を歩いていたと思います。
いま、彼女はどこにいるのかわかりません。本当に申し訳ないことをしてしまいました。